プログラマー前線

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小さなやりがいを見つける

プログラマーは、システムを形にするうえで最も重要な役割を果たします。どれだけ良い企画があって仕様が魅力的なシステムが考案されていたとしても、プログラマーが実際にプログラムを構築できなければそのシステムは現実のものになることはありません。要件を満たすシステムにするためのプログラムを構築できれば、ほぼそのシステムは完成したことになります。開発プロセスが終了する鍵を握っているからこそ、システムが完成したときの達成感はとても大きいでしょう。その達成感を味わえることこそが、プログラマーとして働くやりがいだといわれることが良くあります。

しかし、システムの完成は頻繁にあることではなく、日常的には試行錯誤を繰り返してバグとの戦いを繰り広げなければならないため、苦労が絶えないのも確かです。それでもなお、頑張ろうという気持ちを保てるようにするには小さな達成感を見出せるようになるのが大切となります。例えまだ完成にはほど遠かったとしても、少し工夫をしたことで処理速度が向上したり、ちょっとしたバグを発見することができたり、難しいと思っていた要求に応えるための切り口を発見したときには喜びを感じられるでしょう。その小さな達成感を、自然にやりがいにできる人ほどプログラマーに向いています。小さな喜びを日常的な仕事の中から見つけ出すように心がけ、やりがいに結びつけていくという心意気を持つことがプログラマーにとって重要なのです。